第10話「レザークラフトを作ろう」

◆ その2「刻印を作る」

ではでは、早速作っていきましょう。

今回のレザークラフトのポイントはコレ。
オリジナルの刻印を入れる!
これがやってみたかったんだよ。

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おー いい感じ

まずはこの刻印を作ることから始めてみよう。
本来は金属で作るものなんだけど、金属加工はハードル高すぎるので
別の方法でやります。

創作日記第4話で作ったケシゴムハンコを応用して
レジンキャスト製の刻印を作ってみよう。

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原型をケシゴムで作って、
それをシリコン型でレジンキャストに置き換えるんですね。
この辺はコモナーの必須テクニックになってきましたね。

デザイン画をもとに、ケシゴムを掘り堀り。
ケシゴムハンコを作る時より、エッジは垂直気味で。

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これをレジンキャストに置き換えるとこんな感じ。

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うー
かなり細かくて難しいわね。
文字を綺麗に彫るのはシンドイわー

そこでちょっと文明の利器投入。
じゃーん。3D切削機〜っ

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わわっ
3Dプリンタですか?

いや、3Dプリンタとはちょっと違うんだけど
パソコンで3Dデータを作ればその通りに削ってくれるという
素敵なマシーンさ。

詳しい使い方は省略するけど
モデリングワックスを削って、
それを型にしてレジンキャストに置き換えるとこんな感じ。

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おおーっ
細かい文字まで綺麗に出来てる。

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手彫りのものと比べても
クオリティの違いがわかりますね。

これに土台をつけたら、
湿らせた革の上に乗っけて
ハンマーで叩いて跡をつけます。

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革は湿らせることにより可塑性が生まれるから
このような刻印が可能になるのね。

この革の湿らせ具合もなかなかコツが必要でね。
少なすぎるとくっきりと跡がつかないし、
びたびたに濡らしすぎても駄目という……

練習あるのみですね。



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