第29話「音楽を作ろう」

◆ その２「用意するもの」

	それでは パソコンで音楽を作るための機材を紹介しますよ。

	まずはＤＡＷ（デジタル・オーディオ・ワークステーション）。 パソコンで音楽を作るための総合ソフトウェアです。
	今回使ったのはCakewalk SONARってやつです。 他にもAbleton Live、Cubase、FL Studioなど色々ありますので、 自分にあったものを選びましょう。
	ちなみに次に説明するオーディオインターフェイスを買うと、 ＤＡＷの入門版が付属していたりするので まずはそれで試してみると良いよ。

	オーディオインターフェイスです。 音を高音質で録音したり、再生するのに必要です。
	パソコン内臓の音声機能じゃキツイので必須だね。

	ＭＩＤＩキーボード。 音符の打ち込みやパラメーターの入力に使用。
	キーボード自体うまく弾けない人でも、あったほうが便利です。 これは２オクターブしかないミニ鍵盤のものだけど 場所をとらないから使い勝手は良いよ。

	マイクです。 コンデンサーマイクは高いし取り扱いが難しいので、 ダイナミックマイクでＯＫです。
	今回ボーカルは、ボーカロイド使ってるので 実は必要ないです。

	ヘッドホンです。 オーディオインターフェイスから出る音を聴くには、 モニター用のヘッドホンかスピーカーが必要になります。
	ちゃんとしたスピーカーが用意できれば一番いいのだけど、 防音などの音響設備にも気を配らなくてはいけなくなるので ここはヘッドホンを利用しよう。 リスニング用じゃなくて、モニター用ってやつね。

	あと、ボーカロイドなどのソフト音源。 ボーカロイドは沢山出てるけど、好きな声質のものを選ぶといいよ。 私はリンちゃん。
	けっこう、機材だけでお金かかりそうですねえ。
	でも昔は、オールインワンのシンセサイザー買うだけで ウン十万かかるからねぇ。 さらにＭＴＲやらエフェクターやらが必要になってくるし、 場所もくうし。
	それを考えると、贅沢な性能の道具が安価で揃えられる、 ＤＴＭってスバラシーのです。