第2回
はい、ということで第2回です。
最近やっと秋めいてまいりました。
作家さんや原型師さんにお話を聞いていると、
皆さん暑くて汗をかく夏にはさまざまな作業が遅れがちになるということを
言われるので、きっとこれからの季節後ろ倒しになっていた
色々なモノの締め切りがリカバーできてくるかと思うと
ポンポンの痛みも軽くなろうというものですね。
いきなり楽屋ネタで申し訳ありません。
担当のふじおかです。
こちら「クピタ▽クピトス 〜戯曲とりかごの少女〜 サヤメフィギュア製作秘話
こんなとこまで見せちゃうの!?」は「クピタ▽クピトス」のヒロイン
『サヤメ』フィギュアの出来るまで、を毎月少しづつお送りしていくページ
となっております。
今回は第二回ということで、前回でてきていた全身の素体をもとに
フィギュアの命とも言える顔の造形に入っていくようです。
ここから先はお馴染み植物少女園さんにバトンタッチしてお送りします。
今回は顔のつくりを追ってみたいと思います。
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まずは前回の状態をプレイバック。 第1回を開いて見比べるの面倒ですもんね。 これは、とりあえず土台を作ったところです。 |
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それに少し粘土を盛ったり余計なところを削ったりして目や鼻、口らしきものを作っていきます。 これが可愛らしい顔になっていくなんて到底思えませんね。 ひどい顔です。顔らしきものです。 目は両方同時進行で作ってもいいんですが、面倒なので片方ずつやっていきます。 両方あたりをつけておいたほうが後々楽だとは思うんですけど… |
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さらに粘土を盛り、耳や首のあたりをつけていきます。 耳や首を作っておかないと全体のバランスが取りづらくなるので ある程度出来たら簡単に作ってしまいます。 顔を作る際に重要だと思われるのは、やはり目でしょうか? 目も重要だと思うのですが、私は輪郭がキーだと思います。 |
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ということで、輪郭周りを整えます。 周りを見てみても、目だけ見ると可愛い感じなのに 全体的に見るとそんなに美人じゃないなあ……と思うことはありませんか? 目が重要なのはよく分かりますが、それだけでは十分ではないですね。 鼻、口も全体的にバランスが良い事が必要です。 今回はアニメ顔寄りではなく、中間辺りの、セミリアルっぽいけど 実際にはありえない顔にしたいと思います。 |
で、その結果なんですけど、うーん……
なんだか最初のイメージとちょっと違う感じになってしまったので直します。
光の加減にもよると思うんですが、口の形もいまいちだし。
人形は顔が命ですので、もっとしっかり作りこみたいと思います。
いまさらなのですが、持論や作り方なんかは、へー、とか、ふーん、程度に読んでもらえると有り難いです。
話半分で聞いといてくださいね!
それではまた次回。
以上、植物少女園さんでした。
なんと今回は世に出ることの無い試作品、とその試作品が試作品たる理由を
一挙公開という大英断。
こんなの普通の製作記では読めませんよ。
ああ素晴らしい!!!!!!!!!!
今月からは本編も始まり、ますます深まっていく「クピ▽クピ」ワールド。
どんどん明らかになっていくアレやコレ。皆様お楽しみに。